学校給食管理システムなどのソフトウエア開発を手掛ける青森県田子町の「タイムソフト」(古田和美代表)はこのほど、五戸町の切谷内小学校(小坂尚校長)で、プログラミング教育と食育を組み合わせた講座を開いた。4〜6年生29人が人型ロボット「Pepper(ペッパー)」を教材に、プログラミングの基礎を学んだ。
学習指導要領改定で2020年度からプログラミングが必修化されることを受け、総務省の「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業に採択された同社が実施。五戸町立学校給食センターの柴田雅代栄養教諭が講師を務めた。
児童たちは11グループに分かれ、ペッパーが注文を受け「卵焼き」を作るというプログラミングに挑戦。パソコンを使った慣れない作業に四苦八苦しながらも、冷蔵庫から卵を取り出す動作などを入力し、ペッパーが思い通りに動くと満足そうな表情を見せた。
類家百香さん(6年)は「初めてのプログラミングは難しかったけど、勉強になったし、とても面白かったです」と笑顔。工藤泰庸君(同)は「入力した通りにペッパーが動いて感動した。もっと難しいプログラミングにも挑戦してみたい」と声を弾ませた。